確かに、殺陣は人生において必須のものじゃありません。
ですが、だからと言って社会人が取り組んで無意味なワケではないんです。
今回は『殺陣を趣味にすることで得られるメリット3つ』をご紹介します。
趣味で殺陣を学んでいる人はいる?
殺陣を趣味にする人は、殺陣の教室でも一定数おられます。
その目的もさまざま。
普段の生活と違った自分を見せたい方や、運動する場を持ちたい方。
コスプレイベントでの決めポーズの練習のため、なんて方もいらっしゃいます。
演技を仕事にしない方でも、殺陣に魅力とメリットを感じている方は多くいると考えて良いでしょう。
取り組み方によって、色んな方向にプラスにできるのが殺陣なのです。
殺陣を趣味にするメリット3つ
ぼくが殺陣を学んで4年経ちました。
その上で、ぼくが強くメリットとして感じたのは、以下の3つでした。
順にご説明します!
ひとつの自信になる
ぼくはYouTubeで殺陣の動画を更新しているのですが、
『自分って、こんな魅せ方が出来たんだ…』と感じることが時々あります。
こんなに刀を素速く振れたんだ…。
こんな表情出来るんだな…。
自分自身でも、自分の意外な面に気づくことがあるんです。
そして、仲間や知人からもカッコいい、なんて言われると、それは少しずつ自分への自信になっていきます。
手応えを自分で感じつつ、周囲からもカッコいいと言ってもらえることはあるんですね。
ほんの些細なことでも良い。自分と周囲からの評価で達成感を得ることってとても有意義なことだと思うんです。
運動不足を解消できる
殺陣を趣味にするということは、定期的に身体を動かす習慣が付くということでもあります。
特にデスクワークが多くなった現代において、時間を割いてでも運動をして身体の循環を良くすることは大事なこと。
殺陣教室では無理な動きはさせず、個人個人の運動能力に合わせた振り付けで身体を動かせるんです。
そして刀を振るのは全身を使う運動ですから、健康体操のような側面も持ち合わせているわけですね。
シェイプアップにも役立ちそう!
ちなみに、ぼくは殺陣を始めた頃からこの4年間、体重が変わらないままキープされています。
激しくはありませんが、身体に必要な運動量はクリア出来ているんだと思っていますね。
世代を超えて交流ができる
合気道は『和の武道』と言われますが、殺陣はその演劇版だとぼくは捉えています。
その理由として、殺陣と合気道には共通点があるからです。
合気道には試合がありません。つまり勝ち負けが存在しない。
相手と協力して技の演舞を二人三脚で実行するのが合気道なんです。
同じ目的のために力を尽くし合うということは、どんな人ともコミュニケーションを取って理解に努めるということでも繋がりますね。
殺陣も同じで、勝ち負けはあくまでストーリー上のもの。
相手役と協力して動きを合わせ、シーンの完成を二人三脚で演じるわけです。
普段は話すことが無いような年齢差のある人同士でも、殺陣の中で共通した目的のために協力し合える。
人と人を繋ぐ素晴らしい趣味ではないでしょうか。
コミュニケーションという点では、殺陣に限らずどんな趣味でも出来ることじゃない?
確かにその通りですね。
とは言え、スポーツやオンラインの趣味は年齢層や生活スタイルが似た人同士が多くなることも考えられます。
殺陣は小学生からご年配の方まで、とにかく幅広い層がいるんですよ。
これらから言えることは、
殺陣は社会人の方にとっても、日々の暮らしに大きなメリットがある!
ということですね。
殺陣を始めるなら教室に通おう
殺陣を始める時は、基本的に教室に通うのがオススメです。
その理由は3つあります。
- 殺陣は一人でやるものではないから
- 屋内で施設を借りて行うものだから
- 正しい方法を学ぶ必要があるから
理由①|殺陣は一人でやるものではないから
殺陣は相手役がいて初めてシーンが作れます。
そのためには同じく殺陣に関心がある人が集まる場に飛び込むのが、いちばん手っ取り早いのです。
YouTubeで殺陣のチャンネル活動をしていると、よくメンバーから『人が足りないねぇ』とボヤきの声が漏れます(笑)
(切実だなぁ…)
理由②|屋内で施設を借りて行うものだから
殺陣では『刀』をメインの道具として扱います。
木刀にしろ、小道具の刀にしろ基本的に屋外で振り回すことは出来ません。
屋外での使用は軽犯罪法違反にあたりますので、
映像の撮影などの理由がない限りは屋外で振り回すことは良しとされていないのです(映像にしても申請が必要)。
基本的には、地区で開放されている施設を借りて行うこと。
教室に通うなら、施設利用申請も教室側が済ませてくれているので、お手軽です。
場所によっては、屋外でも人通りが少ないなどの理由で黙認されたりすることもありますが、基本はやっちゃダメです。
そういう事を気にしながらやるよりは、ちゃんと場所を借りようってことですね。
理由③|正しい方法を学ぶ必要があるから
殺陣は刀をメインに扱うので、扱い方を間違えると相手にケガをさせる恐れがあります。
そのため、殺陣では安全のためのルールがいくつか設けられているので、きちんとした指導者から教わりましょう。
とは言え、ぼくは教室に通っていないのでほぼ独学ではあるんですけどね…(汗)
そんな茨の道を進む苦労をするよりは、教室で教わる方が気軽な上に確実ですね!
まとめると、殺陣を始めるなら教室に通う方が細かな手間が省けて、楽しむことに集中できるのでオススメです。
まとめ|殺陣を趣味にすることで得られるメリット3つ
今回は、殺陣を趣味にすることで得られるメリットを3つお話ししました。
殺陣は演技の分野だけにとどまらない、大きなメリットがあります。
自分に自信を持ち、身体を動かし、周囲の人とコミュニケーションを取る。
現代社会でも、プラスになるメリットではないでしょうか。
人生が楽しくなる趣味として活用する。これがぼくの殺陣に対するモットーです!
少しでも明日が楽しみになる助けになると思っていただけたら、ぜひ殺陣にチャレンジしてみてください。
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