殺陣は道具を揃えていくと、より魅力的な魅せ方が出来るようになります。
レッスンに慣れて上達してくると、やはり見た目にもこだわりたいもの。
殺陣で最初に揃えるといい道具
まず、殺陣で最初に揃えるといいのは次の3つです。
まずは、これらを揃えましょう。
木刀
殺陣は刀で行うことが圧倒的に多いです。
本物の真剣を使うのではなく、木刀の刀や小道具の刀を使うのが一般的。
教室では慣れるまでは木刀の貸し出しをしてくれるところもありますが、やはりマイ木刀を購入することをオススメします。
木刀一つ一つが微妙に重さや長さ、重心位置が違うため、モノによって扱いやすさが違ってきます。
理想は『武道具ショップ』で直に手に取ってみること
木刀は通販でも購入することは出来ます。
ですが理想はやはり、自分で持ってみて振りやすいものを選んで欲しいと思います。
通販で届いた木刀を持ってみて、『なんか違うな…』となると、お金がムダになってしまいますから。
どうしてもネット通販でないと買えない時にオススメ『桐の木刀』
家の近くに武道具ショップが無かったり、買いに行く時間が無い場合。
その時は、ネットで購入するのも一つの手段です。
そこでオススメなのが、『桐の木刀』。

この木刀の特徴は『極めて軽い』こと。
片手でもビュンビュン振れるほどの軽量で、初心者の方でも振りにくさを感じることはほぼありません。
また、慣れてきた人にとっても柔らかい振り方を確認する練習として使えます。

2.刀袋

木刀は基本的に、むき出しのまま持ち運ぶことは出来ません。
周囲の人に恐怖心を与えてしまいますので、公共の場では刀袋に入れて持ち運ぶようにしましょう。
袋でくるんで、手に持ちながら運ぶ簡易的なものから、ベルトが付いて肩から提げられるものもあります。
2〜3本の木刀を入れて持ち運びたい場合は大きめのサイズを選ぶと良いですね。
3.帯(おび)

殺陣には『抜刀(ばっとう)』と『納刀(のうとう)』という動きがあります。
刀を鞘から抜くのが抜刀、鞘に刀を戻すのが納刀です。
その動きの練習をする上で、着物を着る時に腰に巻く『帯』がオススメ。
刀は基本的に、腰に何重にも巻いた帯のスキマに差しているからです。

また、帯は腰骨に巻くことで腰に意識が行くようになり、身体のバランスを整える働きもあります。
腰に巻くことで、姿勢への意識が変わることも期待できます。
女性の着物の帯を使う人もいらっしゃいますが、殺陣では角帯(かくおび)という男性用の帯を使うのがオススメ。
女性の着物の帯は柔らかかったり幅が広かったりで、刀を差すには不向きだからです。
衣装にこだわりたい人にオススメな道具
ここでは、衣装にこだわりたい方向けにオススメの道具を紹介します。
ここからは、殺陣が楽しくなって魅せ方などにこだわりたいと思った人にオススメのアイテムを紹介しています。
殺陣を楽しむ上で必須のものではありませんが、姿勢の改善に繋がる要素もあります。
好みに応じて検討してみてください。
4.着物
殺陣を演じる上で、外見で最も目に留まるのが着物です。
色味や素材などで印象が変わるので、あなたの好みに応じた着物を選んでください。
厳格なルールはありませんが、袖が長すぎるものやサイズが合わないものは動きの邪魔になり、ケガにつながる恐れがあります。
着物は体型によって寸法が細かく分けられているので、合わないものを選ぶと着心地が悪いです。
実際に袖を通してみて、自分に合ったものを選びましょう。
自分の体型に合う寸法を聞いておくことで、通販で着物を買う必要がある時に適正サイズを把握しやすいですよ!

5.襦袢(じゅばん)

襦袢は、着物の下に着る衣服の総称です。
大きく分けると、素肌の上に着て汗を吸う役割を持つ『肌襦袢(はだじゅばん)』、
肌襦袢に染みた汗が着物に移らないように重ねて着るのが『長襦袢(ながじゅばん)』です。
襦袢には単に汗から着物を守るだけでなく、着崩れを防ぐ役割や、
エリの部分に色つきの半衿(えり)というものを取り付けて、着物とのカラーコーデをする役割もあります。
実用面と、見た目を良く見せる両方を一緒に行えるのが襦袢です。
6.腰紐(こしひも)

腰紐とは、帯を巻く前に着物を仮止めするために結ぶ紐のことです。
また、着物の袖を結んで動きの邪魔にならないようにする『たすき掛け』に使う場合もあります。
腰紐は何本か持っておいても損は無いので、2〜3本まとめて持っておくといいですね。
7.袴(はかま)

袴は着物と合わせて履きます。着物と袴を付けると、見映えが一気に変わります。
また、着物だけを着ている時よりも足が動かしやすいので、より安全でしょう。
袴はリサイクルショップでも割高ですが、衣装にこだわるなら持っておくことをオススメします。
8.足袋(たび)

地下足袋は屋外用と割り切る

足袋と似たものに『地下足袋(じかたび)』というものがあります。
足裏に滑り止めのゴムが付いており、衝撃を和らげるような作りになっています。
一見動きやすいですが、室内では床を傷めたり摩擦で足首をくじく恐れもあるので、個人的にはオススメしません。
使うなら、石や障害物の多い屋外での使用が望ましいですね。
刀にこだわりたい人にオススメな道具
刀については、取り付ける部品や日本刀に似せた小道具の刀があります。
ほとんどは、木刀の見た目を日本刀に近づけるためのアイテムたちです。
殺陣の練習は木刀で行い、シーンを演じる際は小道具の刀である竹光(たけみつ)を使い分ける人が多く、
これらはあくまでも、木刀だけで殺陣をおこなう人向けのアイテムです。
竹光そのものが欲しい方に向けて、一番最後に軽く触れています。
9.木刀用の鞘(さや)

殺陣の中で抜刀・納刀を行いたい方は木刀用の鞘を持っておくのも一つです。
とはいえ、殺陣では竹光(たけみつ)という小道具の刀を使うことが多く、
竹光を持っている場合は竹光で抜刀や納刀を練習すれば良いでしょう。
その場合は、木刀用の鞘を買う必要はありません。
竹光を持っておらず、殺陣も木刀で行う方向けのアイテムといえます。
10.木刀用の鍔(つば)


これは、木刀に銀色のテープを貼って光沢を出し、日本刀に見えるように装飾をするためのものです。
遠目から見ると刀身が光って見えるため、刀らしさは増します。
ただ、鍔や持ち手の部分にも装飾をしないと刀そっくりには見えないため、他の装飾アイテムと組み合わせて使うことになります。
12.柄糸(つかいと)

日本刀を手で握る部分を『柄(つか)』と言い、そこに巻くヒモのことを柄糸(つかいと)と呼びます。
キチンと巻かれた柄糸は滑り止めとしての役割や、指を柄糸に引っ掛けて握りやすくするなどのメリットがあるのですが、
基本的に柄糸を巻くのは専門技術ですので非常に難しいです。
ここでは、あくまでも木刀を遠目から見て刀らしく見える意味で紹介しています。
疑似的に柄糸を持ち手部分に巻き付ける方法はあるので、木刀を刀らしく見せたい人にはオススメです。
13.竹光(たけみつ)

竹光(たけみつ)は、刀そっくりに作られた軽めの小道具。
木刀よりも軽く、見た目も刀に見えるためシーンを演じるのに適しています。
ただ、竹光は刃の部分が折れやすく、扱い方が悪いと壊れやすいです。
まずは木刀を使って刀の振り方や扱い方を練習し、慣れてきたら購入を検討するのがいいでしょう。
まとめ|殺陣が楽しくなるおすすめアイテム13選
殺陣のおすすめアイテムは、以下の13点です。
殺陣は木刀と刀袋があれば、十分楽しめる趣味です。
今回紹介したアイテムは、こだわりたい方に向けたラインナップ。
楽しんだ先に、
身体にもいい影響を及ぼしたい、見た目を飾りたい気持ちが出てきた時にぜひ参考にしてください。
今回はここまで!
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