姿勢×セルフケア×和文化

【経験者が教える】独学で殺陣を身につけるための準備と方法

独学で殺陣を身につけるための準備と方法

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「殺陣を独学で学びたいと思う反面、やっぱり教室にも通ったほうがいいのかな?」

と考える方もいるのではないでしょうか。

趣味で取り組むなら、なるべくお金や移動時間を省いて自由にやりたいもの。

『独学で殺陣を磨きました』という響きにはどこかカッコよさもありますよね。

ですが、殺陣は相手と動きを合わせて演じる関係上、一人だけではどうしても習得できない要素が絡んできます。

ですが独学で出来ないか、と言われるとそうとも言い切れません。

なぜなら、ぼくは殺陣の教室に通ったことがほとんど無いからです。

いわば、ぼくも半ば独学で殺陣を磨いてきたクチです!

そんなぼくの経験から、

独学での殺陣の練習方法や、独学のために必要な準備についてお話します。

参考までに、ぼくは仲間たちと殺陣のコンテンツをメインにしたYouTubeチャンネルを開設しています。

教室に通っているメンバーもいますが、彼らともある程度動きを合わせて殺陣をやらせてもらっているので、

独学でも殺陣を磨くことは可能だという『説得力』の一つになるのではないでしょうか。

https://youtube.com/@chanbarastudio?si=MeUssDwK24h8D4nQ
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独学で殺陣を学ぶ準備|インプットとアウトプットができる環境

まず、ぼくは殺陣の教室に『通った』という経験はほとんどありません。

一日だけ体験的にレッスンにお邪魔したことはありますが、継続して通うことはありませんでした。

では、どうやって殺陣を磨いてきたのか?

答えは『読書』です。

読者によるインプットが、ぼくの殺陣の勉強でした。

そして、インプットしたものを『試す』環境を作ったことです。

ぼくの場合はそれが、YouTubeチャンネルの撮影の集まりだったわけです。

教室では学びと実践ができる。
それを、自分で行える場を用意したことで、独学の環境が整ったということですね。

残念ながら、自宅で一人で練習しているだけでは殺陣は磨けません。

動きにクセがないか、実際に相手と合わせられるかどうかは、やはり実際に相手と対面して合わせるしかないのです。

この準備が面倒だと感じる方については、教室に通う方が確実に良いと言えます。

独学といえば聞こえはいいかもしれませんが、言い換えると『正しい教育を受けていない』ということです。

よほどの理由がない限りは、教室に通う方が早道と言えるでしょう。

ちなみに、ぼくが独学で殺陣を磨いてきたのは『殺陣のスキル』が欲しかったのではなく、

殺陣を通して、今よりも身体を改善することが出来ないかを知りたかったからです。

教室ではそういったことを学べないと感じたことが、ぼくが殺陣の教室に通わなかった理由です。

具体的に殺陣の独学のために準備したもの

ぼくが、殺陣の独学のために準備した具体的なものは、以下の7つです。

順に解説していきます!

①木刀や竹光を用意した

まずは殺陣に欠かせない『刀』ですね。

素振りのために木刀を購入しました。

あとは、本番のために『竹光たけみつ』という軽い刀もセットで用意。

重さの違う刀を持つことで、一本の刀に慣れきってしまわないようにする、という狙いもあります。

軽い刀だけだと腕だけの力で振り回せてしまう。
逆に、重い刀だけだと力ずくで振るようになってしまう。

2本持つことで、両方の感覚を磨けるように考えてみたのです。

最近では木刀も軽いものと重いもの、それに竹刀や居合刀と、重さや長さの違う刀を複数本持っています。

その中から、共通した身体の動きを探っているところです。

②着物を準備した

着物や帯、着物の下に着る襦袢じゅばん股引ももひきはかま足袋たびなどサムライの衣装を揃えました。

見映えを良くする目的もありますが、何より着付けによる姿勢の調整や足運びを良くしたかったのが狙いです。

現代の衣服は、日本人の骨格に合った服装ではないそうです。

昔の人はどんな動きをしていたのか? それを知る取っ掛かりとして着物に着目しました。

③学びたいと思った分野をリストアップした

ぼくにとって、殺陣は学びの終着点ではありません。

殺陣を通して、現代社会に活かせるものを学び取りたいのです。

殺陣はあくまでも、学んだものを取り入れて実践する媒体として使っています。

実際に、殺陣の独学のために色々な知識をごちゃ混ぜにしていきました。

ざっくりリストアップすると、以下の分野があります。

自分で増やしてみた学び
  • 日本舞踊
  • 落語
  • 能楽
  • 礼法
  • 日本刀
  • 機能解剖学
  • バイオメカニクス(運動力学)
  • マッサージ
  • オイルトリートメント
  • アロマテラピー
  • 美容
  • 着物
  • 動画編集

さすがに増やしすぎじゃないか…?

自分でもそう思ったのですが、これらは無駄にならずにぼくの殺陣に活かされています。

同時に、これによってぼくの目指す殺陣のスタイルは見えてきました。

日本の伝統的な文化を軸にして、身体を整え見た目も美しくなっていく殺陣。

それを古今東西のいろいろなものから取り入れ、取捨選択してきました。

それだけに、殺陣の教室ではぼくの目指すスタイルは得られないと感じたわけです。

④仲間を集め、地区の施設利用申請をした

舞台演劇をやっていた頃の仲間に声をかけて、YouTubeチャンネルを作りました。

そして、その撮影は自分の住んでいる地区の施設を借りて行ったわけです。

『〇〇県 △△市 施設利用』といった具合に検索したら、施設利用のホームページがあると思います!

もしくは、レンタルスペースなどを借りるのも一つです。

ただし、刀を振るなどスポーツ関連の用途で利用できる部屋と、そうでない部屋がありますので確認してくださいね。

これで、アウトプットが出来る準備は整いました。

⑤YouTubeで参考動画を探した

ここからは、ひたすらインプットのための準備です。

まずは、自分の学びたい分野をYouTube上で調べ、動画をひたすら観ました。

気がついたことはメモを取り、メモの数が増えるごとに『これとこれは、組み合わせて動きに転用できないか?』

ということを考える作業を行います。

面白いもので、『こんな動きをしたい!』と思っていると、ふとした情報からアイデアに繋がることがあるのです。

これは、自分の好奇心がアンテナのように伸び、些細な情報をキャッチして受信するような感覚ともいえますね。

『こうなりたい!』と思っていると、それに必要だと思える情報をキャッチする能力が培われてくるんです。

⑥『国会図書館デジタルコレクション』に登録した

動画だけではなく、読者からも情報を得るために本を参考にしました。

おすすめなのは、『国会図書館』の本を読むこと。

国会図書館は国内で出版されたすべての書籍を収集・保管していると言われ、その内容量はものすごいボリュームです。

なので、昭和の時代に発行された古流武術の本なども読むことができます。

でも、実際に図書館にまで行くのは大変すぎる…

そんな方にオススメなのが『国会図書館デジタルコレクション』です!

これはインターネットで図書館の本を閲覧できるサービスで、

図書館に足を運ばなくても自宅で情報を得ることが出来るんです!

利用には登録が必要ですが、申請して数日したらアカウントが発行されて利用できるようになります。

しかも利用については、なんと無料。

登録しておくだけでも損はありません。

国立国会図書館サーチ(NDLサーチ...

ぼくが参考にしたのは殺陣ではなく剣道や居合などの武術ですが、それらを殺陣に取り入れるだけでも、趣味としては十分なスキルになります♪

⑦Amazon Kindle Unlimitedに登録した

図書館で読める本は古書(古い本)が多いですが、

近年発行されている書籍もおすすめです。

古い本に比べても、カラーで写真があり見やすいのは理解を早める助けになります。

やはり、本屋に買いに行くのは手間だという方には『Amazon Kindle Unlimited』に登録するのがオススメ!

Kindleは電子書籍を読むAmazonのアプリで、既存の本が電子書籍化されたものをスマホで読むことが出来ます。

そして、月額980円を支払うことで、特定の書籍を無料でレンタルして読めるのが、

『Amazon Kindle Unlimited』というサービス。

100万冊以上もの本を読めるというもので、買い切りよりも断然おトクです!

本屋に行っても置いてないし、通販は届くまで時間がかかります。

その点、 Kindle Unlimitedは即座にスマホで読めるので、スピード感がぜんぜん違います!

あとは実践あるのみ!

以上が、ぼくが独学で殺陣を学んだ方法です。

環境を整え、インプットをしたらアイデアを組み合わせてアウトプットを重ねましょう。

YouTube、国会図書館、 Kindle Unlimitedを駆使すれば、あなたの知りたい情報は得られます。

手間はかかりますが、殺陣の教室に毎月お金を払って通うよりも学べることは多く、

何より『自由度が高い』のが個人的に魅力でした!

独学で殺陣を学ぶメリットとデメリット

ここで、独学で殺陣を学ぶメリットとデメリットについてお話しておきます。

殺陣を独学で学ぶメリット
  • 自分の学びたいことを選べる
  • スキマ時間でインプットできる
  • 練習メニューを自分たちで組める
殺陣を独学で学ぶデメリット
  • 環境や教材を自分で探す必要がある
  • 学びが主観的になる恐れがある
  • 安全面の意識を自分たちで持たなければいけない

まとめると、独学で殺陣を学ぶメリットは自分のやりたいように進められる』ことです。

逆を言えばそれはデメリットでもあり『すべて自分たちでやらなければならない』ということとも言えます。

教室では、指導者が責任を持って指導してくれます。

独学は、その責任を自分で負うことでもあるのです。

数回は教室に行ってみるのも良い

独学のデメリットは、方向性や基礎的な知識も自分で探して身につけなければならないことです。

なので、数回は教室を探して行ってみることをオススメします。

始めから独学で学ぶと決めるのと、

教室の雰囲気を知った上で、それでも独学で殺陣を身につけたいと思うのとは全く違うからです。

教室では、基本的な動き方や殺陣が作られていく過程を知ることができます。

基本を教室で学ぶと、独学に移行したあともスムーズですよ。

【成長を加速させる】自分の殺陣を動画で撮影しよう

自分たちで施設を利用して殺陣をする場合、スマートフォンやカメラで自分の殺陣を撮影しておくことをオススメします。

  • 自分の成長が分かる
  • 自分の目指す方向と現在地が分かる
  • 修正点を客観的に見られる

自分のインプットしたものを披露した結果を動画に残しておくと、

SNSに投稿できたり、ぼくのようにYouTubeに出すこともできます。

何よりあなたのモチベーションの向上や課題の発見に大きく役立ちます。

撮影用の三脚などを用意して、ぜひあなたの成長の記録を作ってみてください。

まとめ|独学で殺陣を身につけるための準備と方法

今回の記事では、殺陣を独学で学ぶための準備と方法についてお話しました。

独学はインプットとアウトプットの環境を整えて、常に客観的に分析していくことが大切です。

そして、あなたの目指すスタイルをなるべく早く定めて、そのためのインプットを意識してください。

そうすれば、独学での学びは非常に自由で楽しいものになりますよ!

今回はここまで!

ぼくのヘンテコな生き様が、あなたに少しでも『いまを変える』キッカケとして届きますように。

面白かったら、コメントやSNSのシェアを是非お願い致します!

殺陣に限らず、
独学の方法については、下記の記事で紹介しています!

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この記事を書いた人

殺陣4年目。普段はリラクゼーション仕事をしながら、身体の勉強をしつつ、殺陣を楽しんでいます。YouTubeチャンネル『ちゃんばらスタジオ』で仲間たちと殺陣の動画コンテンツを更新しています。

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