『人に言っても理解されない趣味』がパズルのように組み合って、全く新しい何かが生まれそうな気がした。
ぼくが子育て6年目にそう思ったことが、このサイトのスタートでした。
こんにちは。
子連れセラピストのざきです
娘が産まれた6年前にサイトを作ろう、と意気込んではみたものの育児と仕事に追われ続け。
サイトを作っては続かず、閉鎖の連続。
ようやくカタチにして更新を続けているのが当サイト『たて×ヨコ』です。
結婚前は役者活動をしていて生産性ゼロ
ぼくは二人の娘を育てるパパです。子供が可愛くて仕方がなく、
俺にやらせェ! とカミさんを押しのけて娘の洗濯物をたたんだり洗い物やったり、ご飯作ったり。
セラピストとしてリラクゼーションサロンに勤めつつ、帰ったら子育てを楽しみながらやれています。
ですが、それは今の自分に対して『このままの自分でさらに伸ばしていけばいい』と思えたから。
結婚する前までは役者として売れるために芝居の勉強に関することばかりしていました。
演技、古典芸能、殺陣(チャンバラ)、集客などなど。
とにかく役者として『売れる』ために必要なことだけを学んでいるようなやつでした。
結婚して娘ができて役者を辞めた時、
自分には生産性のあるスキルが何にもないことにようやく気がつきました。
育児と家庭の合間に副業を目指すも、スキルの無さに失敗しまくり
結婚した当時、ぼくが身についていたのは、
- 演技や落語などの表現
- 身体の解剖学を少々
- バーテンダーをしていたお酒の知識
- それらにしても資格など何も無し
絶望的ですね(苦笑)
全てが中途ハンパ。
社会人としての突き抜けたスキル、仕事として大きなお金にできるほど時間をかけた技術は全く無かったのです。
家族親戚はもとより、ぼく自身もこんな状態でどうやって娘を守っていけるのだろうと不安しかありません。
それでも、昼は配達、夕方は子育て、夜はバーの夜勤をして何とか子供を育て始めました。
そんな中でブログを始めたり、仲間たちとYouTubeチャンネルを立ち上げたり、
Uber eatsやったり読書を重ねたりと、副業で何か身を立てたいともがいていた5年間でした。
それでも生活が向上することはなく、広く浅い知識が貯まるだけ。
この、広く浅い知識が後々になって自分の強力な武器に転化することになるのですが、
それは5年目に入った時の話です。
娘が生まれて2〜3年は、
子供を優先するあまり家族や周囲の信頼を何度も裏切らなければならず、いつまで経っても生活はラクにならずで、
4年目に入る頃にはヘトヘトになっていました。
カミさんも外に出て働きたいタイプでありながら身体があまり強くなく、入退院を繰り返す日々。
朝5時に起きたら勉強をして、朝ごはんや保育園の準備をする。
娘が起きたら保育園に送って仕事場へ行き、退勤と同時に迎えて晩ご飯の用意。
カミさんが帰ってきたら夜勤へ。
この生活を何とかしなければ…。
夢を捨てて、家族を守りたい。
自分の夢から目を背けるように親として務めを果たそうと思っても、
自分の力の無さを感じ続けて時間が過ぎていきました。
『ぼくは今まで何をやってきたんだ?』
身から出たサビでしかありませんが、この5年間は地獄でした。
と同時に、演劇しか知らなかったぼくが社会を知り、
自分の武器を丁寧に研ぎ続けていたことに、この後気づくわけです。
ヨコの浅い知識が一本の軸を押し上げた瞬間
色々なものに手を出して、最後に戻ってきたのは『ブログ』でした。
子育て6年目に入ったときです。
この5年、ブログを作っても続かず直ぐに閉鎖の連続。
それは、自分が何をしたいかが分からなかったから。
とりあえず、演劇の関係で身体の知識を独学で学んだいたぼくは、身体の知識を深めるべくセラピストに転身していました。
それと並行して、ぼくはひたすら色々な本を読み漁り適度な知識を得ていました。
殺陣(チャンバラ)、落語、能楽、礼法、解剖学、運動力学、剣道、居合、日本刀、オイルマッサージ、リフレクソロジー、ヘッドスパ、美容、女性の不調、東洋医学、健康法、動画編集、色彩、デザイン、ロジカルシンキング…etc
仲間たちと立ち上げたYouTubeチャンネルは殺陣(チャンバラ)がテーマであったためか、
身体に関する知識を深めようとしていたのが分かります。
人と始めたことですから、YouTubeだけは辞めるわけにはいかず、
またいつか形になるかもという淡い期待のもと、いま現在も続けています。
それでもお金を生むわけでもない分野のために、みみっちく読書をしてメモを取って自己満足してるような自分の姿は、
とうてい人に話せるようなものではありませんでした。
読書の要約や、書評できるほど説明が上手いわけでもないし…。
一つのジャンルを深めているわけでもなくて、結局中途ハンパなんだよな…。
殺陣(たて)で気づいた、ヨコの繋がり
殺陣というのは演劇の手法です。時代劇の斬り合いなど、戦闘を演じる時に使います。
刀を相手に当てないよう動き、斬られたようなリアクションの演技をして『斬ったように魅せる』手法ですね。
ぼくは子育てや仕事があったので、殺陣の教室にも通うヒマはありませんでした。
なので、剣道や居合などの武術の本を読み、身体の動かし方を考えながらYouTubeの撮影で試すということを繰り返していたのです。
当然、まともに殺陣を習っていないのですから、自分が殺陣が上手いなんて全く思ってもいません。
ただ、仲間にある時期から言われるようになったことがあります。
『ざきさんの殺陣はめちゃくちゃ速い。身体の動かし方の理論がしっかりしてる感じがする』
『え?』
と思いました。
ぼくは殺陣も武術もちゃんと学んでなどいません。ただ本を読み続けただけでした。
そして、
幅広くいろんなジャンルを知るようにしただけなのです。
仲間からしたら、単に感想を言ってくれたに過ぎないでしょう。
でもぼくにとっては、何かの掲示のような気がしたものです。
『人に言っても理解されない趣味』がパズルのように組み合って、全く新しい何かが生まれそうな気がした。
地中に張り巡らされた無数の根っこが、養分を吸収して木の幹が太くなっていくように。
ぼくの殺陣はさまざまなジャンルの知識を吸って、ぼく自身も気づかないようなスタイルになっていたのです。
常に、自分は何の成果も出せていない。今まで何をやっていたのか。
そう思っていました。
ぼくはこれまでやってきたことを受け入れて、このまま伸ばしていけばいいんだ!
バラバラになっていたぼくのパズルのピースが、ここから少しずつ組み上がり始めるのをヒシヒシ感じました。
『広く浅いヨコの知識が、たての一本軸を底上げしている。ぼくの中にある、そんな強みをテーマにしよう!』
そうして、このサイトは誕生したわけです。
演劇、子育て、セラピストを組み合わせた
ぼくは三本の柱とも言うべきものを絞り、一本の理念を押し上げるサイトを作ろうとしています。
- 演劇を通して和の文化を勉強した
- 娘を育てた親としての経験
- セラピストで学んだ身体の知識
そして、ぼくが子供が大好きであること。
次の世代へバトンを繋ぐために、いま子供に向き合っているママのお手伝いをすること。
そのために、既存のやり方でない全く新しい考え方を、幅広い『ヨコ』の繋がりから作り出すこと。
ヨコの繋がりが、たてになる。
たてを伸ばし、ヨコで繋がる。
それが、子育てママの身体の辛さ・心の重さを軽くすることになるように。
これが、このサイト『たて×ヨコ』の想いです。
最初に読んでいただきたい記事
ママの子育てによる疲れ、ストレス、自己嫌悪。
それによって、ママや子供が苦しんで欲しくない。
ぼくが演劇を通し、リラクゼーションを学んだ上で書いた記事があります。
子育てをエンターテイメントと見立てた視点で書いた記事です。
ぼくも子育てでひたすら悩みました。その中で娘を傷つけずに良いパパであろうと思った時、
それまで社会の役に立つとも分からないスキルが活きたのです。
ヨコの知識は、きっとあなたの軸の助けになる。
そんな想いを込めて書きました。
そして、このサイトのコンテンツのカラーを表した最初の記事でもあります。
子育てで怒ってばかり。そんな自分がイヤ。
そんなママさんは、是非読んでみてください。
いかにぼくが未熟でありながらも、こんなバカやって奮闘してるパパもいるんだ、と。
あなたの力になれば素敵なことじゃありませんか。
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