姿勢×セルフケア×和文化

ママが幸せじゃないと子供も幸せにできない

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今回は『あなたの幸せをまずはキープして欲しい』というお話です。

あなたは、子供のために我慢していませんか?

『私の気持ちは置いといて、まずは子供を優先しなきゃ!』

美しい自己犠牲。美徳とも言える日本人の美しい感性ですね。

ですが、子育てにこの崇高な想いはいりません。

あなたがストレスを抱えていたら、いつかどこかで爆発します。

子育てはダサくていいんです。泥臭くていいんです。

あなたも子供も幸せになる道を、子供に相談しながら探していく。

これが『いいママの条件』だとぼくは思うのです。

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マズローの5段階欲求の6段階目『自己超越の欲求』

これからお話するのは、『マズローの欲求階層理論』というものです。知っている人も多いですけども(笑)

マズローの欲求階層理論とは、アメリカの心理学者のアブラハム・マズローが唱えた理論です。

この理論によると、人の欲求は5段階に分かれており、下の段階の欲求が満たされて初めて一つ上の欲求にアプローチできるとされています。

この理論は全ての人に当てはまるとは限らないと言われるものの、

ビジネスや教育でも参考にされることの多い理論ですね。

その5段階は以下の通りです。

  • 生理的欲求…生命維持に必要な欲求
  • 安全の欲求…身体、経済の欲求
  • 社会的欲求…友情、愛情、所属
  • 尊重の欲求…自己評価や他者の評価
  • 自己実現の欲求…自分の可能性や成長

生命維持や生活が満たされると、徐々に他者からの愛情や評価をされたいという欲求を求められるようになり、

更にそれらが満たされると、以後は自分を成長させたいと思い、自分を磨くようになる。

…というのが、一般的な解釈ですね。

この理論には、更にもう一つ上の欲求があります。

それが『自己超越の欲求』といわれるものです。

自己超越の欲求とは

自己超越とは、他者の幸福や成長のためにサポートすることや、社会貢献をしたいという欲求です。

これは、5段階の最上位の『自己実現』の後にくる欲求といわれます。

よくあるのは、成功者が社会に対してサポートをしていく様子が当てはまりますね。

ここから、ぼくの解釈をお伝えします。

身の丈に合わない欲求を抱くと自分が潰れてしまう

子供を育てるのはいわば『自己超越』に当たります。

本来なら、自分が満たされて初めて他者のために生きられるもの。

ですが自分の欲求を満たす前に、最上位の欲求を抱いてしまっています。

そのことを最も感じるのは『子供を優先するあまり、自分の気持ちを抑え込んでいるママ』を見た時。

自分をおろそかにした上で他者のために生きても、いつかは息切れしてしまいます。

なぜ、こんな事が言えるのか。

恥ずかしながら、ぼくがまさに子育ての初期にそんな状態になってしまっていたからです。

自分を見ずに家族に尽くしたら、心がすり減った

ぼくが幼い頃、ぼくの父は母にキツくあたることが常で、母はいつもジッと耐えていました。

そんな父の姿を見ていたからか、ぼくは絶対にカミさんを怒鳴りつける親にはならないと決めていたのです。

自分よりもカミさんを。自分よりも娘2人を大事にしよう。

そうやって、自分は後回しにして接していました。

妻や子供のために頭を下げる日々。

家族を優先するあまり職場の信頼を裏切らざるを得ない状況が続き、職を転々としました。

それでも、家族のためにと思って歯を食いしばりました。

自分が不甲斐ないから、家庭と仕事を両立できないんだ。

ですが、頭でどれだけ制御しても感情だけはコントロール出来なかったのです。

『コイツらのせいで、ぼくは信頼まで失くしてるのに…!』

ついにはカミさんや娘にまで暴言を吐き、手を上げてしまった時があります。

無言のカミさんと泣き叫ぶ娘がいた家の中は、どん底でした。

そこまでやらかしても、ぼくの気持ちはスッキリともしません。

なんでこうなっちゃったんだ?

父のようにはなるまい、と思っていたのに。

今の自分はかつての父よりもよほど最低な親じゃないか。

そもそも、ぼくは父の気持ちを解っていたのか?

ひたすら考えました。

ただ『自然体』でいれば良かった

行き着いた答えは、自然であればよかった、という事。

自分の気持ちにフタをして我慢するという、不自然なパパだったから上手く行かなかったのです。

ぼくの父の気持ちが、その時わずかに解ったような気がしました。

思えば、父は決して仕事だけの人ではありませんでした。

母と子供を守るために仕事していたし、休みの日でも子供との時間を作り続けました。

自分の気持ちにウソをつかずに母にぶつけ、母もそれを理解して父と役割を分けていたのでしょう。

自分を律して、家族を守るための自分を常にキープしていたのだと思います。

このことに気づいた時、父の生き方こそが自分が目指すべき父親像なんだと定まりました。

我慢はするな。自分のことも優先してこそ、家族に気持ちよく接することができる。

イヤならイヤと言い、腹が立ったらそう伝えればいい。

怒りたくないなら、そのエネルギーを笑いを生むことに変えればいい。

自分が幸せだと心から思って初めて、家族を幸せにするだけの力を持てるのです。

子供に相談してみよう

あなたと子供が幸せになるための第一歩は『子供と相談する』ことです。

子供に何が分かる?

大人の汚い面を見せたくない、健やかに育って欲しい。

そう思うのはよく解ります。

あなたはこれまで1人で抱えて、子供に相談したことは無かったのではないでしょうか。

でも、子供はそこまで心が弱いとは思いません。

辛い現状を伝えても、心が傷ついたり折れたりすることはないと思います。

子供は悲しくても、人に暖かい言葉を届ける優しさがあります。

相手を『許して受け入れる』度量もあります。

ある意味、大人よりもよほど暖かく、たくましいハートを持っていると思います。

大好きなママが辛いと分かったなら、数年生きた中で精一杯の愛情をママに届けてくれます。

それが疲れたママにどれだけの元気を与えてくれるか、あなたは知っているはずです。

ママは今疲れてるの。悩んでるの。

それを告げられた子供には、物理的にあなたの問題を解決する力は無いかもしれません。

でも少なくとも、あなたと一緒に苦しんで考えようとはしてくれると思います。

それだけでも、あなたの心は少し軽くなりませんか?

子供に少し甘えても良い。ぼくはそう思います。

そうして、そこから子供と一緒に『どうしていこうか?』と話し合いましょう。

子供はきっと、大好きなママと一緒に幸せになろうとしてくれるでしょう。

まとめ

今回は『ママが幸せにならないと子供を幸せにできない』というお話でした。

そのために、子供と話をしてあなたも子供も良いと思うこと、楽しいと思えること、幸せになれる方法を考えましょう。

解決策が今は見つからなくても、あなたの心の辛さを子供は受け止めてくれるとぼくは思います。

子供は身体が小さくて、世の中を知らないかも知れない。

それだけに、世のしがらみに囚われない本質を突いてきます。

時に、大人はその心に救われてもいいのではないでしょうか。

今回はここまで。

ぼくのヘンテコな生き様が、あなたに少しでも『いまを変える』キッカケとして届きますように。

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この記事を書いた人

殺陣4年目。普段はリラクゼーション仕事をしながら、身体の勉強をしつつ、殺陣を楽しんでいます。YouTubeチャンネル『ちゃんばらスタジオ』で仲間たちと殺陣の動画コンテンツを更新しています。

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