姿勢×セルフケア×和文化

『ムダ』は大事な経験値というお話

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『私はきょう一日、何をしていたんだろう…』

ふと、そんなことを考える日はありませんか。

1日をムダに過ごしてしまった自分。世の中はみんな前進しているのに、私は…。

大丈夫。そんなこと思わなくていいんですよ。

何故ならあなたには、

『ムダという経験値』

が溜まったからです。

ムダは切り捨てるような不要なものではなく、

今まだ芽を出していない未知の可能性だというのが、今回のテーマです。

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ムダとは『現時点で役に立たない』もの

そもそも『ムダ』とは何でしょうか。

目的がある時、現時点で必要ないもののことです。

  • 急いで子供を着替えさせる時の雑談
  • 保育園に行こうと外に出た時に気づく忘れ物
  • ご飯を作らないといけないのにネットサーフィンしてしまった
  • ご飯を片付けて洗い物したい時の子供のひとり遊び
  • 明日が早く、さっさと寝ないといけない時の夜更かし
  • 痩せようとダイエットしているのに、ついやってしまう間食
  • 決意したのに実行できない自分

こんな時、あなたは時間をムダにしてしまったと感じるのではないでしょうか。

ですから、効率的に目的を達成しようとする人や、企業の業務はムダを省いて生産性を上げようとします。

ぼくがこれに異論を唱えるのは、

ムダを『不要なもの』として捨ててしまわないことです。

ムダは『後から生きてくる経験値』

ムダは『現時点で必要ではないもの』とお伝えしましたね。

あなたも断捨離をする時、

『後で役に立つかも知らないから…』

となかなか捨てられないことはありませんか?

そして、ムダなものを置いておくなと叱られませんか?

あなたが捨てられないのは、『後で役に立つかも』と思うからですよね?

それは、あなたがムダは大事なものと捉えている証拠。

その気持ちを大事にして欲しいと思います。

ムダというのは、その場で必要かを判断している主観的なものです。

むしろ、長い目で見れば人生においてとても大切なものである可能性もあります。

得るものの総量は誰も同じ

生き物すべてに平等に与えられているものが一つあります。

それは『時間』。

総理大臣でも大統領でも、犬でもネコでもロボットやAIにも、もちろんあなたにも同じ。

1日は24時間。1年は365日です。

24時間を過ごすうち、色んな経験をします。それに対して脳は常に何かを感じ取っています。

それはゲームで言うなら『経験値』です。

つまりどんな生き物でも、24時間ぶん何かを得ているということです。

有益だろうと無益だろうと関係ありません。

あなたも周囲の人も、得ている経験値の総量は『同じ』なのです。

試しに、こんなグラフを作りました。

効率的に生きるAさんと、ムダなことを多くやってしまっていると感じるあなたを比べてみたら、というグラフです。

1日の経験値を『1』として、1年のトータルを表しています。

紫色は有益な経験、青はムダな経験です。

傾向としては、Aさんは有益な経験が多く、ムダが少ない。

対してあなたは有益な経験が少なく、ムダが多いと仮定してみましょう。

ここで、三本の柱の一番右、水色の線を見てください。

これは、紫と青を足した経験値の総量です。

どちらも同じ『365』です。

つまり、

ムダを省こうとムダが多かろうと、一年トータルしたら得ている経験値の量は変わらない。

ここでは一旦、そう考えてください。

ムダが多いことは『材料が増える』ということ

効率的な人はある程度まで特化している個性を持ちます。

それに対してムダの多い人は、それだけ幅広い考え方を持つことができます。

例え話を一つしますね。

俳優で『勝新太郎(かつしんたろう)』という人がいました。

『座頭市(ざとういち)』という作品で有名な俳優さんですね。

勝新太郎は遊びが大好きな人で、『ムダなこと』をやる人だったといいます。

ある時、彼は後輩の俳優が『驚く演技』が上手くできないのを知り、

購入したばかりの新車の助手席に乗せてドライブに誘ったそうです。

そして、その最中に民家の壁に思い切り新車を衝突させるという事故を起こしました。

当然、後輩の俳優は驚いたのなんの。

それを見た勝新太郎は、

『いいか、それが驚いた時の演技だ』

と言ったそうです。後輩は空いた口が塞がらなかったでしょう。

勝新太郎は、後輩への演技指導のために、買ったばかりの新車をオシャカにしたわけです。

こんなスケールのでかいムダもないでしょう。

ただ、勝新太郎はこのような『ムダな積み重ね』があったからこそ、

誰にも到底マネできないスタイルを作り上げられたのだと思います。

驚く感覚を得たいなら、実際に驚かせてみればいい。

長い目で見れば、この後輩の演技に大きなプラスになる。

当時の勝新太郎は、そう考えていたのではないでしょうか。

ムダも積もれば、強力な個性やスキルとなる可能性がある、とぼくはこのエピソードから感じました。

あなたが感じている『ムダ』も、将来的に大きな強みになるのかもしれませんよ。

ムダを重ねることは『苦労を買ってでもする』ということ

正直、ぼくの人生もムダだらけです。

一つのことを考えているうちに日が暮れたり。

流れに乗らず、自分スタイルを貫こうとして手探りでもがいた末に、

結局みんながやってることが手っ取り早かったことに気づいたり。

でも、何てムダな時間を…、とは考えません。

自分にとって、必要なプロセスだったと考えます。

そして、過去の記憶に眠っている経験が、ある時ひょんなところで役に立つことが多々あるのです。

ムダの多い人は、たくさんのパズルのピースを持っているようなもの。

ある時期を境にそのパズルが組み上がったら、あなたは誰も追いつかない強力な個性とスキルを持つハズです。

あなたは今、『種』を撒いている段階。

必ずそれは将来、芽を出します。

だから、1日がムダだと思っても自分を責めることは無いようにしてください。

今回はここまで!

ぼくのヘンテコな生き様が、あなたに少しでも『いまを変える』キッカケとして届きますように。

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この記事を書いた人

殺陣4年目。普段はリラクゼーション仕事をしながら、身体の勉強をしつつ、殺陣を楽しんでいます。YouTubeチャンネル『ちゃんばらスタジオ』で仲間たちと殺陣の動画コンテンツを更新しています。

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