ぼくは娘が2人いる、1人のパパです。
趣味で、仲間たちと殺陣(たて)のYouTubeチャンネルを作り、今も更新しています。
子育てがバタバタしているので、なかなか教室に行きながら撮影する時間は取れません。
したがって、ぼくは『独学』で殺陣を学ばざるを得ませんでした。
この記事では、殺陣を独学で学んで5年目のぼくの経験談です。
この記事では『独学で殺陣を勉強してきた方法』をお伝えしています。
殺陣に限らず、
独学で何かを勉強したい人にとって参考になるように書いています。
ぜひ、盗めるところは盗み、いらんところは切り取って参考にしてみてください(笑)
殺陣の独学の方法を通して、独学で学ぶ方法が分かります。
独学で学ぶ方法のステップとコツ
ぼくが殺陣を独学で学んだ方法を通して、
まずは、独学で勉強する流れを7つのステップで説明します。
続けて、
ステップ全体を通して押さえて欲しい『コツ』についてもお伝えします!
独学で勉強する方法の流れ
- 視覚から学ぶ…実演動画やイラスト
- 聴覚から学ぶ…音声やノウハウ動画
- 思考から学ぶ…読書や論文
- 体感から学ぶ…実践、ロールプレイング
人によって分かりやすいと感じる方法は違います。
まずは、あなたにあった方法は何なのかを考えてみてください。
- まずはこれを身につけよう、というものをひとつ決める。
- 最終的な目標に向けて身につけることがたくさんある時は、簡単なものから。
一気に身につけるのはホント大変です(経験済み)。
千里の道も一歩から。
まずは、身につけたい目標をひとつに絞りましょう
- ネットで検索してみる
- YouTubeで動画を探す
- Kindleで本を探す
- 本屋を回ってみる
- まず自分でやってみるのも1つ!
STEP1で説明した、あなたの感覚に合うモノから探してみましょう。
- ひたすら読む、見る
- 分析する
- 自分の中にある知識と組み合わせる
全体的な流れを知り、
その中での要点を押さえ、
あなたの中に既にあるものを組み合わせてカスタマイズできないかを考える。
情報を受け取って思考するのが、ここでやることです。
- 人に教えてみる
- 文章に書き出してみる
- 何か一つコンテンツを作る
形にして、自分の外に出してみましょう!
そして、成長したと感じるポイントを見つけて、ひたすら自分を褒めまくります(笑)
- 自分の好きな分野を見てみる
- ネットサーフィンしてみる
- 近い分野の情報を仕入れてみる
- 日常からヒントを得る
この段階で、あなたの中に『目標へのアンテナ』が立った状態。
すると、無関係な分野や日常のささいなことでも、
学びに活かせないかという発想が生まれてくるようになります。
一度狭まった視野を広げ、偶然からアイデアを拾うのも有効です!
- 教材を見つける
- インプットする
- アウトプットする
- 視野を広げる
→これを繰り返す!
このサイクルを繰り返すと、
次第に学ぶことのレベルが上がっていきます。
あなたのスタイルも形になってくるでしょう!
このやり方が、ぼくが5年間独学で殺陣を勉強している方法です。
子育てパパとして娘を育てつつ、時に本を読み日常からヒントを得て発想する。
時間が作れないとしても、アンテナを伸ばせば学びは少しずつ前進していきます!
独学の勉強で押さえてほしい『コツ』
ここで、ステップ全体を通して押さえておいて欲しいコツについてお話します。
- 自分の進歩を1つ見つける
- 見つけたら自分を褒めちぎる
- 人と比較しない
独学は自分のペースで勉強ができます。
教室や講座のような期限は、基本的にはありません。
それがメリットであり、
またデメリットでもあります。
自分の責任において全て自分で決めていくことになりますから、
ストイックな人ほど、自分を責めたり人と比較して落ち込んだりしやすいのです。
ていうか、ぼくがそうでした(笑)
これ、役に立ってんのかな…。
普通に、教室とか講座受けた方が確実じゃないか…?
こう考えてしまうと、これまでの学びを全否定しかねないのです。
だからこそ、常に自分の進歩を見つけて自分を褒めましょう(笑)
無理やりでもいいです。
『よくやった、自分!』
こうやって奮い立たせてください。
独学は、モチベーションも自分で高める必要があります。
他の人を見て、自分を安く見積もるのはやめましょう。
独学でやろうというだけで十分スゴい
そもそも、独学はもの凄いエネルギーが必要。
やってるだけで、十分スゴいことなんです。
世間では独学の書籍もたくさん出ていて、そんなにスゴいと思われなくなっていますが…。
ちなみにぼくも殺陣という分野で、独学だと言うと割と驚かれます。
YouTubeで動画を見てくれた殺陣仲間からは、
『え!? これだけの動きを教室行かずに身につけたの!?』
と言われることもあります。
↑参考までに。左がぼくです(笑)
ぼく自身まだまだ上手だとは思えないんですが、
それでもゼロから動画を出すくらいまでは成長したんだな、と思っています。
成長を加速させるのも、ブレーキをかけるのもあなた次第です。
納得できないレベルでも、前進はしている。
独学で勉強する上では、周りと比べずに自分を認めることを忘れないでくださいね。
ぼくが殺陣を独学で勉強した方法
この記事の時点で、ぼくは殺陣を独学で学んで5年目になりました。
長ったらしいので、5年間の独学の過程を知りたい方は下のボタンをタップしてお読みください(笑)
STEP1 どうやって学ぶか?
- 本をひたすら読んだ
- メモに書いて、覚え込んだ
- YouTubeの動画をひたすら観た
- スキマ時間で刀の素振りをした
要は、視覚・聴覚・思考・感覚ぜんぶ使ったわけですね(笑)
STEP2 目標を何にしたか?
自分の殺陣には『リアルな迫力』が欲しいと思い、
武術・武道や古典芸能の考え方をメインにして学んでいきました。
刀の振り方や、所作や立ち方。着物の着方など、
武士を連想させるものはとりあえず何でもお手本にすることにしたんです。
STEP3 教材は何だったか
武術の実演や考え方の動画、書籍をひたすら探して参考にしました。
あとは落語や日本舞踊、相撲、礼儀作法、着物の本なども読みましたね。
殺陣のノウハウ動画は一切観ませんでした。
リアルな迫力、という自分の目標とは合わなかったからです。
STEP4 インプット
『これは虚飾じゃない、本物の情報だ!』
自分の中で、そう感じたものをとにかく取り入れました。
殺陣としてはセオリーに反していても、お構いなしです。
演技かリアルかの境目となる、細い針の穴のような小さいポイントを攻める。
ぼくの殺陣は、そんなメンドくさいスタイルにしようと思ってしまったのです笑
STEP5 アウトプット
アウトプットできる環境を作るのが、独学では必須です。
本を読んだり動画を観たりしただけでは、自分の血肉になっているかは分かりません。
ぼくの場合は、YouTubeでのコンテンツで自分の学びをアウトプットするという形でした。
失敗も数えきれないくらいしましたね(笑)
STEP6 一歩引いて視野を広げる
これこそが、ぼくが子育てをしながら5年続けられている秘訣だと自分では思っています。
殺陣を学びたい、と思って殺陣だけを吸収しようとしていたら、
おそらく時間やお金、モチベーションの問題で続かなかったでしょう。
- 動画編集していて、自分を客観的に観られた
- 人との出会いや別れから『一期一会』という考え方が殺陣に加わった
- 知人との会話の中の一言が、魅せ方を考えるヒントになった
- サロンで姿勢の悪い人を見た時、姿勢を正すことが殺陣で重要だと感じた
- コミュニケーションを取る中で、メリハリを付ける発想が浮かんだ
おそらく、リアルな迫力を身につけるというアンテナを伸ばしていたことで、
リアルな生活の中で偶然を拾い上げる能力が磨かれたのでしょう。
これにより、リアルが忙しくても殺陣を上達させ続けることが出来たのです。
STEP7 あとは繰り返した
参考までに、ぼくが手を伸ばした分野を書いてみます。
- 剣術
- 居合
- 合気道
- 礼法
- 落語
- 日本舞踊
- 能楽
- 着物
- 日本刀
- 機能解剖学
- 運動力学
- リラクゼーション
- オイルマッサージ
- リフレクソロジー
- 美容
- ロジカルシンキング
- ラテラルシンキング
- 動画編集
- デザイン
- お笑い
- ブログ運営
- ライティング
- マーケティング
- 脚本
- プレゼン
バカか(笑)
というくらい色んなジャンルを広く浅く学んでいきました。
これらは全て『殺陣にリアルな迫力を持たせたい』というのがスタートになっています。
人には理解されなくても、ぼくにとっては必要だと思ったまでのことです。
お陰で、ぼくの殺陣は今や何だかよく分からないスタイルになってしまいました(笑)
まぁ、これも成長ということで…(笑)
一つ言えることは、
『ヨコのジャンルが、殺陣に活きる』
と考えていたのは今も昔も同じです。
『10000時間の法則』1という考え方がありますが、それとは真反対ですね(笑)
一見、アレコレと色んな分野に手を出すのはムダに思えるかも知れません。
それよりも一つの分野を伸ばすべきだ、と。
ただ、ぼくはムダとは『遊び心』だと考えています。
一見ムダなものも、何らかの形で自分の軸となる分野の周りにくっ付いて、
その軸を独特なテイストにしてしまえるのです。
『ヨコ』の広がりは、軸となる『たて』を強固なものにする。
そんな学び方もアリなんじゃないかなぁ、と感じています。
- 一つの分野に10000時間をかけると、その道のエキスパートになるという考え方 ↩︎
このサイトの『たて✖️ヨコ』という名前も、そんな想いから付けました。
独学はあなただけのスタイルを作り上げることができる
独学で勉強するということは、何を参考にするか、何を目標にするかも自由です。
何を加えてもいいし、何を捨ててもいい。
それらは全てあなたの権利であり、また現れる結果の責任もあなたのものです。
だからこそ、後悔しないように自由にやってみましょう!
始めは思うようにいかなくても、それは後々生きてきます。
あなたが諦めない限り、必ず肥やしになります。
独学で勉強しようと思えたあなたをまずは褒めてください。
そして、一つ一つ身につけたことを誇ってください。
こんなこと役に立つのか…?
立ちます。
見切り発車もまた前進。
あなたが費やしたエネルギーは、必ず後からでもあなたの人生に関わってきます。
独学で何かを身につけたいと感じたなら、まずは一歩踏み出してみてください。
5年もバカな勉強してるぼくが断言します。
絶対、ムダなまま終わりはしません。
今回はここまで!
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殺陣を独学で学ぶ、という方法なんかも
下記の記事で紹介しています。
具体的に分野を決めて、どんな手順で学んでいったのかについて説明していますので、合わせて読んでみてください!
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