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子育てに有効な3つのホルモンは殺陣で分泌されるか?

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このシリーズは、

『殺陣は子育てに有効か?』

というのを、科学の視点から考えてみるシリーズです。

前回の記事では、ざっくりこのようにまとめました。

  • 子育てにおける課題は『ストレスの軽減』『自己肯定感の向上』
  • それにあたり、3つの『テストステロン』『セロトニン』『オキシトシン』がカギを握る
  • これらを分泌するのに、殺陣はマジ使える

現代社会で深刻な問題となっている子育ての疲れ。

それがこんなホビーじみた取り組みで解決できるという、ケンカ売ってるような仮説をぶん投げたワケですが。

とりあえず真剣に悩むママたちにシバかれる前に、今回の記事を補足としてお届けします。

今回の記事を読むことで、おフザケ抜きで真剣そのものであることがお分かりいただけるでしょう。

3つのホルモンを詳しく掘り下げて、殺陣の効能に説得力を持たせようというのが今回のテーマ。

具体的には、以下のようになっています。

殺陣のくだりについては疑いしか持たないと思いますが、

3つのホルモンの解説は読んでても割とためになるように書いてますので、

是非途中までは読んでみることをオススメします。

タップした箇所にジャンプ

テストステロンは行動力と積極性を高める

テストステロンは、意欲的な姿勢や前向きな気持ちを高めるホルモンです。

別名『男性ホルモン』とも言われてますが、男女問わず重要なホルモンです。

その形容詞が示すように、

とにかく動き回る積極性を促すという『脳筋』なホルモンと言えましょう。

テストステロンの特徴
  • 積極性と行動力を生み出すホルモン
  • 不足すると無気力になり、自己肯定感の低下にも繋がる
  • 過剰に分泌されると攻撃性が高まり始める

適度にあるとエネルギッシュな人になり、不足すると根暗になり、過剰になるとDV予備軍になるわけですね。

テストステロンが分泌されるタイミング

テストステロンが高まるのは、

  • 挑戦する時
  • 達成した時

これらのタイミングです。

特に、成功体験をした時は達成感が自己肯定感を高めて、

より次の挑戦に意欲的に向かうというサイクルが生まれるんですね。

これには、日頃やっている当たり前のことであっても『やった、終わった!』と締めくくることが大事です。

ここで冷静に、

『大したことじゃない』と捉えてしまうと達成感も消えてしまいます。

やり終えたあとは単純になって自分を褒めましょう。

テストステロンが不足すると子育てにどう影響する?

テストステロンの分泌が不足すると、

無気力になってしまったり自己否定をしやすくなります。

  • 自分は何もできない
  • もう何もしたくない
  • 頑張れと言われるのが苦痛

このように、前向きなエネルギーが失せてしまうのです。

行動意欲が減ると、子供の呼びかけにも応じられず、自分を否定するサイクルが出来てしまう。

賢い人であるほど結果を予測できてしまうので、

余計に『やってもムダ』という気持ちが強くなってしまうんですね。

テストステロンの不足を防ぐには、軽いチャレンジから始めること。

そして、やり遂げたら『お前はアホか』と呆れられるくらいに自分を褒めること。

入院したら病院食から少しずつ慣らしていきますね。

あの要領です。

小さいことでも自分を褒めましょう。

あなたの心は傷だらけ。他者から見たら下らないチャレンジでも、まずはそこから身体を慣らしましょう。

テストステロンが過剰になると『攻撃的になる』

逆に、テストステロンが過剰に分泌されると今度は他者を攻撃するようになってしまいます。

仕事で常に家にいない旦那が、ママに攻撃的になる一因はこれ。

結果を求められる環境にい続けたことで、攻撃性が増してしまっています。

過剰になった場合は、他のホルモンとのバランスが取れてないわけです。

セロトニン、オキシトシンの解説はこの後に続きますが、

コイツらと上手くやっていくこと。

テストステロンはいわば、ドラえもんのジャイアンです。

ジャイアンが1人で突っ走ったら、待ち受けているのは悲劇です。

セロトニンは、心の安定をもたらす

セロトニンは『心の安定』に関わります。

感情の乱れを抑えて、穏やかなメンタルを作る上でとても大事なもの。

セロトニンが十分に足りたら、余裕が生まれます。

子育てはイレギュラーが次から次へとやってくるものですから、

それを受け流せるだけの余裕があると、ママの疲労具合はまるで違ってきます。

ただし、落ち着くだけ落ち着いて、心の奥底にある衝動を無視してしまうとストレスが増えます。

テストステロンとのバランスが大事で、

わずかであっても人は心に刃を忍ばせておくくらいがちょうど良いのです。

セロトニンの特徴
  • 感情の乱れを抑え、余裕を生み出すホルモン
  • 不足すると気持ちが乱れやすく、ストレスが溜まりやすくなる。
  • テストステロンとは、適度なバランスを保つことが重要

セロトニンはストレスにめちゃくちゃ弱い存在なので、

ストレスを発散するためにテストステロンの力が必要と言えましょう。

ストレス解消は適度な運動や日光浴

セロトニンはストレスを感じると分泌量が減ります。

そうなるとイライラしたり、不安が募るようになりがち。

精神論で克服するのではなく、物理的に分泌を促したほうが手っ取り早いです。

散歩したり、日光の下を歩いたりすることがオススメです。

これはぼくの経験によるものなのですが、

どん底の中で散歩して歩くことを続けていると、

あれ? 

よく考えたら、単にこうすればいいだけのハナシじゃね?

と、ウソみたいにネガティブな気持ちが消える瞬間があります。

こういう、スイッチが切り替わる瞬間は確かにあるんですよ。

ストレス溜まったら、とりあえず歩いてみましょう。

家の中を、クマみたくウロウロしてもいいです(笑)

ドラえもんに例えるなら、セロトニンはしずかちゃんでしょうか。

優しくて落ち着いているけど、時には現状を打破するためにジャイアンのようなエネルギーも必要なのです。

オキシトシンは愛情を深める

オキシトシンは、人との絆を深めるために大切なホルモン。

別名『愛情ホルモン』とも言われます。

人を気遣って思いやる気持ちの元となるホルモンであり、

スキンシップや他者とのあったかい交流によって分泌されます。

子育てにおいても子供の安心や幸福感に影響するため、触れ合いの時間は意識的に作ることがオキシトシンを高める秘訣です。

オキシトシンの特徴
  • 他者への愛情を高めるホルモン
  • 十分に分泌されると、子育てにおいても安心感や幸福感が大きくなる
  • 不足するとコミュニケーションが減り、人との触れ合いが無くなってくる

ドラえもんで例えるなら、のび太くん?

もしくはドラえもんですかね。

スネ夫の居場所、ねぇなぁ…

オキシトシンが不足すると親子関係に亀裂が入ることも

オキシトシンは、スキンシップや会話などで共通体験をすることが大切。

コミュニケーションがなされなくなってくると、自分が大切にされていないと感じるようになり、

結果、他人への愛情も失せてしまいます。

あなたの子供が、あなたからの愛情を受けられなくなってしまった時。

その子は、どんな人間になっていくか。

少なくとも、ぼくは自分の娘がそう育つことだけは許せません。

適度にエネルギーがあって、ちょいクレバー。

男を尻に敷くような、したたかな女性になってくれりゃあ、御の字です(笑)

ですから、頭を撫でたり抱っこしたり、求められる以上は応えるつもりです。

娘が何歳になっても。抱っこで腰がビキッとキても(笑)

15kgになった娘2人が同時に抱っこをねだる時は、流石に血の気引きます(笑)

オキシトシンはテストステロンの攻撃性をやわらげる

テストステロンが過剰に分泌されると、他者への攻撃性が増します。

ところが、オキシトシンはその攻撃性をやわらげるチカラがあるんですね。

これによって、テストステロンの積極性は良いカタチに変化して、

他者へ協力的な行動を見せるようになってきます。

つまり、乱暴なヤツでも『頼れるヤツ』に変わるわけですね。

ジャイアンが映画で急に頼もしくなるのには、

割と科学的にも理にかなってるのでは?(笑)

仕事続きで過敏になってる旦那さんには、あなたの心の底にある愛情を伝えてみる価値はあると思います。

ぼくは演劇の師匠から、

『ありがとう』を常に言うように教えられたことがあります。

それが相手を豊かな心の人間にしていくことを、師匠は感覚的に知っていたのかも知れません。

ぼくはカミさんにいつもありがとうを言いますが、

適度に『キモっ』とディスられ、娘はその度に大ウケしてます。

あぁ凹む。

オキシトシンとセロトニンには相乗効果も

セロトニンは気持ちを安定させ、ストレスを軽くする。

そしてオキシトシンが分泌される、スキンシップやコミュニケーションの際には、

セロトニンも一緒に分泌されやすいのです。

オキシトシンはセロトニンの効果を高め、よりリラックス効果を得やすくなる。

1人でリラックスするより、人と一緒に触れ合うことでよりストレスが減らせると考えれば良いですね。

こんな風に、テストステロン、セロトニン、オキシトシンは互いに作用し合う関係にあるため、

バランスよくこれらを高めることが出来れば、子育てに向かうあなたの心も大きく安定する。

殺陣にはそのチカラがある。ぼくはそう思っています。

さぁ、ここで『殺陣』が飛び出してきました。

まず、3つのホルモンを高める方法についておさらいしてみましょう。

  • テストステロンを分泌する方法

→身体を動かすこと、挑戦と達成

  • セロトニンを分泌する方法

→集中する、落ち着く。リラックス。

  • オキシトシンを分泌する方法

→スキンシップ、コミュニケーション。協力、共通体験。

これらが、殺陣の中でどのようにして体験できるか?

解説していきます。

3つのホルモンを整える殺陣の効果

殺陣は刀やボディアクションを使って、戦闘シーンを演じるものです。

振り付けはあらかじめ決められており、それに従って演じる。

相手にケガをさせないことを徹底して、動くことを大切にします。

殺陣の要素
  • 身体を動かしてシーンを演じる
  • 動きや流れを覚え、集中する
  • 相手とタイミングを合わせ、リズムを作る
  • シーンの完成に向かって相手と協力する
  • 相手の身を気遣って、身体に当てないように配慮する

さて。

ここから見えてくるものがありませんか?

運動。集中。コミュニケーション。

殺陣は、これらが要所要所で上手く噛み合うことでシーンを作り上げていきます。

それによって、

  • テストステロン
  • セロトニン
  • オキシトシン

これら3つのホルモンがバランス良く高められるとぼくは感じていますし、

実際に殺陣を続けたことで、ぼくはパパとして余裕が出てくるようになったのです。

娘を愛し、カミさんを気遣い、許せるようにもなりました。

殺陣を始めるまでは心が疲れ切っていて、とてもそんな視点は持てなかったでしょう…

テストステロン、セロトニン、オキシトシンと殺陣の関係

表にしてみると、このように殺陣は網羅的にアプローチできます。

スクロールできます
名前特徴おすすめの行動殺陣でどのように得るか
テストステロン行動力と積極性を高める
自己肯定感を得る
過剰になると攻撃的になる
挑戦する
達成する
身体での演技
シーンを作るチャレンジと達成
相手のカバーやフォロー
セロトニン感情の乱れを抑える
落ち着きと余裕を生む
不足するとストレスが増える
適度な運動
深呼吸する
ゆったり過ごす
動きを覚える

呼吸を整える

相手と動きを合わせる集中する
オキシトシン他者への愛情を生む
ストレスや自己肯定感にいい影響がある
不足すると自分や他人への愛情が失くなってくる
スキンシップ
コミュニケーション
共通の体験
ケガをさせないように配慮
相手を魅せるために考える
相手とのディスカッション
一緒に達成感を得る

確かに危険があり、難しい。

ですが、それを補うのも相手のフォローです。

協力し合い、気遣い合い、全員の力を合わせて一つのシーンを達成する。

もし、今のあなたが子育てに悩み、独りで誰とも触れ合わないでいるとしたら。

ためしに、触れてみるのも良いかもしれません。

殺陣は確実に、あなたを今より高いステージへ押し上げるエネルギーを持っています。

まぁ、今回も科学的に考えてはみたものの、これに根拠はありません。

だって、どこの研究者が殺陣なんてものを題材にするでしょうか(笑)

ただ、3つのホルモンが特定の行動によって促進されるという結果があるなら、

殺陣の要素は、その条件に合致している。

そう考えます。

まぁ、少なくとも。

子供と一緒に汗を流すママが自分の子供から、

『ママ、すごーい!』

なんて言われるのは、気持ちいいもんですよ(笑)

まとめ│子育てに有効な3つのホルモンは殺陣で分泌されるか?

今回は、子育てに有効な3つのホルモンを掘り下げ、

殺陣はそれらを高める効果がある!

というテーマでお話しました。

ホルモンの特徴、分泌するための行動。

また、殺陣のどこでその要素が得られるかなど。

スクロールできます
名前特徴おすすめの行動殺陣でどのように得るか
テストステロン行動力と積極性を高めるホルモン
自己肯定感を得る
過剰になると攻撃的になる
挑戦する
達成する
身体での演技
シーンを作るチャレンジと達成
相手のカバーやフォロー
セロトニン感情の乱れを抑えるホルモン
落ち着きと余裕を生む
不足するとストレスが増える
適度な運動
深呼吸する
ゆったり過ごす
動きを覚える

呼吸を整える

相手と動きを合わせる集中する
オキシトシン他者への愛情を生むホルモン
ストレスや自己肯定感にいい影響がある
不足すると自分や他人への愛情が失くなってくる
スキンシップ
コミュニケーション
共通の体験
ケガをさせないように配慮
相手を魅せるために考える
相手とのディスカッション
一緒に達成感を得る

殺陣を始めてください、と言うつもりはありません。

今のあなたの習慣を一気に変えることになりますから、そう簡単なハナシじゃないですよね。

とはいえ、殺陣は「チャンバラごっこ」の延長とも言えます。

新聞紙をくるくる丸めて振ったり、100均で売ってるスポンジ剣で遊んだりしても、殺陣と言っていいんです。

子供と遊ぶのに、チャンバラを取り入れるハードルは高くありません。

というか、高いものだと考えないでOKです。

刀から着物から、道具から…

そんな、カタチを整えないと始められないものじゃなく、
自由でいいんです。

お知らせ

ちなみに、ぼくはいま都内の方で、

「ママと子供だけのための、チャンバラの交流会」

が出来ないものかと模索しています。

保育園が無い日などは、朝から子供のエネルギーに付き合って大変ですよね。

お外で遊ばせる時間に付き合うママも大変…。

そこで思いついたんです。

スポンジ剣を使って、親子で殺陣をやってみようという交流会が出来たらいいなと。

カメラで撮影して、凛々しい姿をメモリーに残す、なんてことも出来ますし。

Instagramに上げたりするのも可能です。

おうちだけじゃなく、
外に外に交流の輪を広げる取り組みをママがやりやすくなればいいな、と計画中です。

といっても需要があるのかは謎なので、

コメントなどで「さっさと作れ」と尻叩いてくださったら頑張ります(笑)

今回の記事ではホルモンの特徴を掘り下げ、殺陣と結びつけました。

次回の記事では殺陣の中で行われる動作や要点を掘り下げてみます。

そしてそれらが、

  • ママの心身に、どんな影響を与えてくれるか?
  • 子供の成長に、どういう形で関わってくるか?

を具体化してみましょう。

今回はここまで!

ぼくのヘンテコな生き様が、あなたに少しでも『いまを変える』キッカケとして届きますように。

面白かったら、コメントやSNSのシェアを是非お願い致します!

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この記事を書いた人

殺陣4年目。普段はリラクゼーション仕事をしながら、身体の勉強をしつつ、殺陣を楽しんでいます。YouTubeチャンネル『ちゃんばらスタジオ』で仲間たちと殺陣の動画コンテンツを更新しています。

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