姿勢×セルフケア×和文化

教えないのに育つ?|成長を促す指導のやり方

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ぼくが独身でバーテンダーをしていた時代、

社内のコンペティションで上位に入選した後輩バーテンダーが『2人』います。

一人は2位にランクイン。もう一人は3位だったでしょうか。

で、ソイツらが口を揃えて言ったのが、

『ざきさんの教えの通りにやったら上位になれました!』

普通なら、ぼくスゲー!

となるところだと思いますが。

『いやいや待って、何の話?』

ぼくからしたら、覚えが無さすぎました。

なぜなら、ぼくは一度もソイツらに教えた記憶など無いのです。

そもそもぼくは、人に教えるのが嫌いです。

いちいち監視して、あれこれ口を出すというやり方がどうにも肌に合わないからです。

そんなぼくが、教えるなどという行動を取るはずはない…。

で、振り返ってみると。

後輩への、普段からの接し方が『教える』ことになってたのかな…?

確証は無いのですが、教えている意識がない以上、そうとしか考えられません。

そこで、ぼくが後輩に言っていたことや伝えていたことを思い返しながら、

chat GPTに『これは教え方としてどうなの?』と尋ねてみました。

答えは何と、

あなたの後輩への接し方は

・コーチング
・メンターシップ
・武道的精神


の融合体のように見えます。

!?

まるで意味が分かりません。

とにかくぼくの後輩への接し方は、何らかのハイブリッド種なのでしょうか。

今回は、ぼくなりの『ものの教え方』についてAIに分析してもらったというお話。

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ぼくが普段からやってた『教え方』

ぼくが後輩に普段からどう接していたかを捻り出してみたところ、

以下の10個が思い起こされました。

  • 自分が目の前でやって見せる
  • 自分なりのスタイルを見せる
  • 自分は『変化球』だと伝えておく
  • 指導は『教えたがり屋さん』に任せる
  • 質問されたら自分なりの答えを伝える
  • 考えを押し付けない
  • 自分のスタイルを作れとだけ言う
  • 修正すべきポイントは『それとなく』言う
  • ノウハウよりもマインドを伝えておく
  • 10回までなら聞いてもいいと伝える

こんなところですが、これらをchat GPTに伝えたところ、

  • コーチング
  • メンターシップ
  • 武道的精神

というものの融合体だと返されました。

どう言うことなの…?

ひとまずは、10項目を掘り下げていきます。

自分が目の前でやって見せる

これは、多くの人が取り入れる方法ですよね。

『相手の目の前で実演してみせる』

非常に手っ取り早いやり方です。

背中を見せた後に、要点だけ箇条で伝える。

視覚的に教えるのは人間がものを学び取るのに一番適していると思います。

自分なりのスタイルを見せる

これはどういうことなのかと言いますと、

ぼくは基本的に『マニュアル通りにやらない』ということです。

マニュアルやルールから押さえておくべきポイントを抽出したら、

あとはポイントを外さないようにして、自分のやりやすい方式でやっているんです。

跳ねっ返りであまのじゃくで、捻くれ者のぼくはマニュアルというもので一律に並べられるのが大嫌いでして。

みんな同じ方法で同じ結果を得るよりも、

多少周り道をして、人と違う結果を手に入れたいと思いがちなんですね。

自分は『変化球』だと伝えておく

とはいえ、後輩がそれをマネして怒られたら大変です。

『あくまでこれは、ぼくのやり方。あんまりマネしないほうがいい』

と伝えています。

こういうやり方をしてるヤツもいるんだ、と思考の幅を広げる程度の参考にすべきだということは伝えるようにしていました。

指導は『教えたがり屋さん』に任せる

組織には大体の確率で『教えたがり屋さん』がいます。

責任感からくるものか、

または『俺色に染めてやろう』と自己顕示欲からくるのか。

何かよく分かりませんが、頼まれもしないのに教えようとしてくる人は一人二人います。

なので、ぼくはそもそも『教える人』である必要が無いんですよね。

だって、指導するポジションが一人いるなら他は違った立ち位置を取らないとバランスが悪いです。

ぼくは、後輩がひと息つける緩い先輩として接していました。

組織が全員ダラけてて、教えるポジションが一人もいないならば、ぼくは率先して教えたかも知れません。

が、教えたがり屋さんがいる以上、

ぼくは『適度に緩く、適当にこなす緩い先輩』として居座りました。

そのほうが後輩は四方八方から教えられて息が詰まることも無いですし、

自然体の自分を出せる相手がいるとなればメリハリもつくというものです。

質問されたら自分なりの答えを伝える

基本的に、ぼくは実際に自分が動いて背中を見せることだけをやっていて、

言葉で指導はしません。

それでも、後輩からは時々質問をされることがあります。

『ざきさんのやり方は、どうやれば出来ますか?』

『先輩に言われたことがよく分かんなくて。ざきさんならどうしますか?』

こんな感じに尋ねられることがありました。

その時は決まって、

『あくまでもぼくは、だけど。こうやるかな』

これは敢えて主観だけを伝えて、後輩のことには言及しません。

後輩がどう捉えるか。何を正解とするかは、本人次第だからです。

あくまでも『自分なりの答え』を伝えるのみで、アドバイスはしませんでした。

人は指図をされるよりも、自分で答えを見つけることに快感を覚えると思うからです。

考えを押し付けない

『俺が正しいんだから俺の言う通りにやれ』

これはぼくが一番、されて嫌なことです。

嫌なので、ぼくも後輩にはしません。

ただ、それは『自分で決めろ』ということでもあるので、

もしかしたら、いちばん優しくない接し方なのかも知れませんね。

自分のスタイルを作れとだけ言う

後輩に言葉で教えるとしたら、

『自分がお客様のためになると思う、一番いいスタイルを作れ』

とだけ伝えます。

そして、マニュアルは『全員が均等のクオリティを出すためのもの』と伝えています。

つまり、突き抜けたければマニュアルを飲み込んだ上で、それを越えなければいけないのです。

『教えたがり屋さん』からはメタクソに怒られるでしょうが、

マニュアルに疑問が湧いたら、遠慮なく自分のやり方にカスタマイズしていけばいいのです。

修正すべきポイントは『それとなく』言う

たまに後輩が、『明らかにポイントを外している行動』を取ることはあるでしょう。

そんな時も、頭ごなしに否定はしません。

自分に見えていないものが、後輩には見えている可能性もあるからです。

なので、そんな時は『それとなく』伝えます。

具体的には、自分の体験を世間話として話すというやり方。

『この間、こういうやり方をしてみたら他の従業員の人らの負担を増やしちゃってさぁ』

『やっぱり、ここはテキトーにやっちゃいけないんだねぇ』

みたいに、自分の話をしながら暗に後輩の課題点を指摘するやり方です。

後輩との信頼関係が築けているならば、

後輩は先輩にならって、自分の行動も改めようとするのです。

ノウハウよりもマインドを伝えておく

簡単に言えば、やり方よりも『何を大切にして取り組むべきか?』を教えるということですね。

実際に、後輩がコンペティションで上位にランクインしたのは、

作る工程で『これは絶対に美味しいやつだ』とお客さんに思わせたら勝ち

とぼくが話していたことを徹底したとの事。

結果的に、所作や手際が高く評価されたそうです。

ボトルをひっくり返して順位を落としたそうで、それが無ければ1位だったとか(笑)

そう考えたら、まぁ教えていなかったということも無いのかぁ…、と。

10回までなら聞いてもいいと伝える

これは、先輩から学んだやり方で自分にも取り入れた方法です。

10回までなら、聞いても怒んないからね

と言う事。

この10回という数字がなかなか巧妙です。

10回も質問したら、どんなアホでも大体は覚えるとか。

加えて後輩からしたら11回目は怒られると思って、頭に叩き込もうとするのです。

でも1〜2回じゃハードルが高いので、10回。

心の余裕も生まれるため、いい数字ですね。

ちなみに、11回目を聞いてもぼくは怒りません。

代わりに『めっちゃ忘れるやん!』とか、イジります(笑)

こんな感じの、ユルフワな接し方がぼくの後輩への接し方なわけですが。

これを『chat GPT』に尋ねてみたところ、

  • コーチング
  • メンターシップ
  • 武道的精神

という、謎のラインナップの融合体だと指摘されました。

せっかくなので、これら3つについても聞いてみることにします。

3つの教え方の特徴

chat GPTによると、3つの教え方は次のように伝えてきました。

スクロールできます
指導法特徴典型例
コーチング相手に考えさせ、気づかせる・質問されたら自分なりの答えを伝える
メンターシップ行動で手本を見せ、学びを与える・目の前でやって見せる
・自分のスタイルを見せる
武道的精神型やルールをまず覚えさせ、次第に自分のスタイルを作る・自分のスタイルを作らせる
・それとなく修正

どうやら、

  • 考えさせる(コーチング)
  • 背中を見せる(メンターシップ)
  • 自分スタイルを薦める(武士道精神)

と解釈して良さそうです。

確かにぼくは自分のスタイルに従った自分の考えを話すことはします。

ただ、それはあくまで自分の考えを述べたに過ぎず、正解だとも言いませんし押し付けません。

これがどうやら、相手が自分で考える余地を残すことになるのだそうです。

いわゆる、『コーチング的な面』ですね。

加えて、指図したりされたりする関係は嫌いなので、ぼくが自分で実演して勝手に盗めるところは盗んでもらいます。

マニュアルは一つの物差しとして始めは参考にしてもらうものの、最終的には自分スタイルを作って終えば良いと思います。

この点が『メンターシップ』、『武道的精神』の二つに当てはまるようですね。

ぼくの教え方(?)は、これら3つの要素が融合したもの、とchat GPTは伝えてきました。

自由であり、自己責任でもある

基本的に、ぼくは自分のスタイルで自由にやればいいと思っています。

そん代わり、それがトラブルを生んだ時の責任は自分に降りかかってきます。

どうやら、自由と責任を同時に考えさせることが、後輩たちには上手く作用したようですね。

子育てでもこんな教え方をしています

ぼくは自分の娘にも、このやり方で接しています。

目の前で洗濯物をたたんでいるうち、娘は好奇心に火がついて『やりたい!』となる。

めんどくさがり屋のお子様には、

オヤツを食べながら家事をやるのがオススメ。

『一つやるごとに、オヤツ食べられるゲームしてんねん』

とか言えば、我が娘は大体乗ってきます(笑)

指図するのではなく、好奇心に火をつける。

本人の中から沸き起こる衝動を上手く利用すれば、人を育てるのにも『コツ』が見えてくるかも知れませんよ?

天照大神(あまてらすおおみかみ)という神様の逸話を聞いたことがあるでしょうか。

天照大神は自ら、天の岩戸(あまのいわと)という洞窟に身を隠してしまい、この世は闇に閉ざされたという話です。

その天照大神を再び外に出したのは何と、

『楽しそうにお祭りを楽しむ民衆たちの声』だったといいます。

外の声が気になって仕方なくなり、天照大神は思わず出てきて、再び世に光が戻ったというお話。

子供を動かすのは正にコレです!

子供に教えることに疲れてしまった時は、むしろ自発的に行動させるように仕向けるのも一つではないでしょうか?

今回はここまで!

ぼくのヘンテコな生き様が、あなたに少しでも『いまを変える』キッカケとして届きますように。

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この記事を書いた人

殺陣4年目。普段はリラクゼーション仕事をしながら、身体の勉強をしつつ、殺陣を楽しんでいます。YouTubeチャンネル『ちゃんばらスタジオ』で仲間たちと殺陣の動画コンテンツを更新しています。

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